中小企業診断士

P.N くろじょか

「経営コンサルタントの唯一の国家資格」ということで、 以前から興味がありました。
現在の仕事にプラスになればと思い受験を決意しましたが、 はじめは勉強法が全く分かりませんでした。

インターネット等で調べてみると、仕事をしながら学校に 通うのは結構難しそうだったので、まずは独学でやってみ ようと考えました。

まずは1次試験突破だけを考えて、書店で参考書を買い まくり、片っ端から読んでいきました。参考書でわからな いところがあると、別の参考書で理解するというような 荒々しいやりかたでした。
そして過去問。はじめはチンプンカンプンな感じでしたが、 繰り返し解いていくにつれ、体系的に理解が進むようにな ってきました。運が良かったのか、こんな流れで一次合格の 通知。

続いて、白書や二次試験用の問題集を購入。 ある程度自分の力もついてきたように感じられたので、実力 試しに通信講座の会社の模擬試験を受けてみました。
「そこそこ出来るだろう」と思っていましたが、ところが どっこい無茶苦茶その考えは甘かったです。
今から思えばその模擬試験は難度が高めだったのですが、 とにかく一気に落ち込むほどに答えが書けなかったです。

このままではいけない、と思い、試験直前一ヶ月は死ぬ気 で詰め込み学習。
トイレでも参考書片手に勉強していました(笑)
そして、結果は玉砕・・・

結局、理解が浅かったと反省し、一週間ほど心と体を休めて 再び勉強をはじめました。一度失敗して焦りがでるかなと思 いましたが、意外と逆に精神的に少し余裕ができたようでした。
独学の限界を感じたこともあり短期講座に入会し、講師から 指導を受けました。 独学では、分からない問題を解決するのに多くの時間を要し ましたが、学校では講師が丁寧に分かりやすく教えてくれる のでとても効率的に学習できました。
お金を払うとそれなりの環境は手に入るものなんですね。

2回目の試験も良くできたのか分からない感じでしたが、どうにか合格。 喜び冷めやらぬうちに次のステップ、口述試験の準備を始めました。
もうここまで来たら合格するしかない、との気持ちで、試験の 資料集めに奔走しました。模範解答例を熟読し、対策講座に入会。 自分の中で当日のイメージトレーニングをしながら、実際に言葉 にして練習しました。
この練習は効果があったと思います。私は面接は緊張するタイプ なのですが、本番では少しドキドキが収まっていたような気がし ます。
質問も「給与体系の見直し」など、ほぼ想定通りだったのでラッキ ーでした。口述試験で落ちる人はほとんどいないと聞いていましたが、 やはり合格の結果が出るまでは不安でした。

今後、経営コンサルタントの仕事にシフトするかどうかは決めていませんが、この資格を 取って会社の経営というものが深く理解できるようになったのは良かったと思 っています。