一級建築士

月給約25万円~(正社員)
建築総工費の10%前後 (設計・工事管理料)

※金額は調査による目安です


国土交通大臣の免許を受けて、個人住宅から延べ面積500平方メートル を超える高層ビルまで、あらゆる建築物の設計と工事監理、建築確認申請 、調査鑑定等の業務を行います。

建築士は住宅や公共施設、学校、病院から、百貨店やオフィスビルまで 建築物をつくるときの総監督といえます。

学科の試験は、建築計画、建築法規、建築構造、建築施工の4科目です。
学科試験の合格者のみ設計製図の試験を受けることができます。

合格率は、学科の試験では、平成17年は25.0%という高い結果でしたが、13~15年 においては10.6~14.5%程度です。
設計製図の試験は約10,000人~18,000人程度の受験者があり、合格率は30~40% 程度となっています。

受験資格は、学歴に応じた実務経験が必要です。
例えば、建築または土木学科の4年制大学卒業者であれば2年以上の経験が必要 とされます。

就職・転職先は住宅や建築関連企業などに勤めたり、自分で設計・建築事業所を 開業して都市開発や街づくりに携わるようなこともできます。

一級建築士が活躍する場はさまざまですが、平成17年の一級建築士試験合格者に ついてみると、職域別では、建設業39.8%、設計事務所33.2%、プレハブ住宅会社 6.6%、官公庁等6.6%、その他(不動産業、研究教育)13.8%。

職務内容別では、建築設計44.3%、現場管理25.3%、工事監理6.5%、その他( 構造設計、積算)19.8%となっています。
建設業や設計事務所で建築設計や現場監理に当たっているケースが圧倒的に多いと いえます。

■主催団体■ (財)建築技術教育普及センター