スクール?それとも独学?

仕事に活かしたい人は学校
そうじゃない人は独学

難易度で決める 合格率5%以下は超難関資格
まず、自分の目指す試験のハードルを見極めましょう。
一般的に難関と言われる資格なのか比較的簡単と言われる資格なのかを 客観的に見てみて下さい。大体、合格率が5~7%以下なら難関と考えてください。

自分が目指している資格が難関の部類に入るようでしたら、合格までには 相当の努力が必要です。 このような場合は迷わず専門学校に通うことをおすすめします。

と言うのも、難関と言われる資格は独学ではカバーできない多くの専門知識を 必要とされますし、頑張って合格できたとしても、現場ではプロとしての実践力 がすぐに求められる場合が多いのです。 どこの業界もそうですが、試験に合格したからと言って即戦力になるとは限りません。

こうした点で、学校の講師は実務経験者がほとんどでしょうから、実際の仕事の 流れや応用例を聞きながら学べる利点があります。難しい資格を取得する場合は 学校に通う選択をおすすめします。

自分の目標で選ぶ 転職に活かすなら学校へ

今、あなたが資格を取って1~2年以内の転職を考えているのなら学校へ 通うのが早道です。学校では効率的に知識を教えてもらえるだけでなく、 合格への最短距離のノウハウがあるので、それを利用して早めの転職計画が 立てられます。

一方、すぐに資格を生かす予定がないという人は独学(通信講座)でも良い でしょう。通信講座は学校に比べて安価ですし、なんと言っても自分のペース でゆっくり勉強できるメリットがあります。

市販のテキストや問題集だけを使って完全に独学で学ぶやりかたもありますが、 このような場合は間違った解釈のまま学習を進めてしまう危険性があります。 通信講座であれば添削問題などでそのあたりを第三者が指摘してくれるので安心です。

独学と学校の併用
仕事をしながらバランス良く

毎日の仕事をこなしながら勉強する人はこのパターンがおすすめです。
仕事がある人は残業などの理由で決まった学習時間が確保できない場合が多い でしょう。必然的に独学しか選択肢がなくなります。

独学で勉強を進めていくうちに、正解の根拠が分からない曖昧なポイントが 必ず出てきます。ここで多いのが自分なりの理屈を無理やりこじつけて、 いかにも理解したかのように安心してしまうパターンです。
実はこうした曖昧なところに限って試験問題に出たりするのです。 合格するためには曖昧と決別する姿勢が大切です。

疑問点は日頃から簡潔に専用ノートなどにまとめておいて、試験直前に 特別スクーリングなどに参加して講師にどんどん質問して一気に解決してしまうのが 良いでしょう。
独学と学校の併用はバランス感覚をもってすれば、とても効率的な勉強法と いえます。

完全な独学はおすすめしません

せっかく取るのだから、理解はキチンと!
ちょっと頑張れば合格できるレベルと言われる資格は、市販の参考書と 問題集を使っての独学でも大丈夫です。
でも、良く考えてみましょう。

あなたがその資格に興味をもったということは、より深くその世界を知りたい という欲求があったからです。せっかく時間をかけて学ぶのだから、キチンと した正確な知識を身につけたほうが得だと思いませんか?

正確な知識を身につけるためには完全な独学はおすすめしません。自分だけの独学は必ず と言っていいほど、細かいところで誤解釈が生じてしまいます。 できれば通信講座の添削などで、他人の目で理解度を確認してもらうのがオススメです。

今のあなたの仕事が資格に直結しているものであったり、友人に有資格者がいて 資格活用の具体的な話が聞ける環境にあるのなら、もちろん完全な独学でも全く問題は ありません。