資格を取る前に知っておこう

資格の取得を目指している人の多くが、就職や転職に活かすことを想定していると思います。育児や介護などの理由により外で働きにくい人も、資格があれば在宅での仕事が可能になります。ここでは、就職を目的とした資格選びの注意点について考えていきます。

目的をハッキリと!

資格の取得は、やりたい仕事につくための手段であるということを、まず念頭に おかなければなりません。とりあえず何でも良いから取れそうな資格をとっちゃおう、というやり方はお金と時間のムダです。今の仕事のキャリアアップにいかすのか、新しい分野に挑戦するきっかけとするのかをハッキリさせて、自分の目指す仕事に役立つ資格を取得しましょう。

取得までの費用を把握

就職や転職に活かせる資格を狙う場合は、専門の学校に通うパターンが多いでしょう。この場合、自分の経済状態で費用が払えるのかどうかを前もって検討しておくことが大切です。

資格取得にかかる費用は、今あなたが持っている知識の程度によって学習期間が 違ってきますから、ケースバイケースです。難関と言われる資格を目指す場合は、 年単位での費用を考えなければなりません。

インターネットなどで大体の相場を知っておくべきでしょう。また、教育訓練給付制度などを活用する方法もあります。

□教育訓練給付制度□
雇用の安定と再就職の促進を目的に、仕事に必要な 技術や資格を身につけるため学校に通う費用を国が補助してくれる制度。補助を受けるには一定の条件が満たされなければなりません。 詳しくはこちら・・・
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/jinzaikaihatsu/kyouiku.html

役立つ資格はそれなりの努力が必要

資格によっては、申請するだけで取得できるものや簡単な講習だけで取れるものが あります。こうした資格は避けたほうが良いでしょう。特に、お金を払うだけで認定証書がもらえるものなどは、資格として無価値であり、 場合によっては悪徳商法の恐れもありますから、惑わされないように注意しましょう。
資格は特別な技能の証明です。何の努力もせずに得られる資格に価値がないのは当然のことなのです。