調理師

年収300万~2,000万円
(腕とセンスによる)

※金額は調査による目安です

調理師免許は、調理の仕事ができると認められた人に、 都道府県知事から与えられます。
取得者が300万人以上のとても人気がある資格です。
最近はグルメブームも追い風になってさらに人気が高まっているようです。

調理の仕事に就くために必ずしも必要ではありませんが、 あったほうが有利と言えます。

試験は各都道府県によって行われ、 出題内容はそれぞれ異なります。
いずれにしても、調理理論を筆頭に各出題分野の基礎知識がいかに しっかりと身についているかが合格の最大のポイントといえます。

免許を取れば、日本料理、西洋料理、中華料理などの飲食店、 企業や病院などの給食、食品関係企業の開発部門など、料理 が作られるあらゆるところに活躍の場があります。

ただし、プロの世界は厳しいところでもあります。
調理師の免許を取りホテルやレストランなどにコックとして就職しても、 最低2~3年は見習い的に扱われます。

日本料理ならば、最初は「追い回し」という雑用係からスタートして、 「盛り付け」「焼き場」「向板」「煮方」「立板」「主任」とランクが 上がっていくのが普通です。
「向板」になって初めて「板前」と呼ばれますが、それまでには最低 でも4~5年の長い修業の時間が必要です。

一方で、そうした徒弟制度が時代的に若者に敬遠されつつあり、また、 技術を学校で学んでいるということで、若手を即戦力で使うところも 増えつつあるようです。

  調理師というと体力を要するため、男性の世界というイメージが強い かもしれませんが、繊細な味つけや、美しい盛りつけなどで人気を得 るなど、女性の進出が目立っているのも最近の特徴と言えます。

実力があれば、一流レストランや料亭でトップに立ったり、 独立して飲食店のオーナーになることも可能です。

独立するためには、調理技術だけでなく、盛り付けのセンスや 経営センスも必要とされます。

■主催団体■各都道府県の衛生主管課