気象予報士

P.N くまちゃん

1999年3月合格
僕は短期集中型でした。気象予報士を受験しようと思い立ってまず専門学校を 探したのですが、住んでいるのが地方だったので学校がありませんでした。
仕方なく通信講座(気象業務支援センター)での勉強になりました。教材が届い てみると、大変難しい内容でビックリしました。「独学は無理かも」と思いまし たが、とりあえず通信講座にお金を払ってしまったことだし、インターネットで 簡単な参考書を調べて買ってみました。
初めは高校地学の参考書(地学1B:清水書院)から読み始めました。これで気象 に関する大枠をつかんだ後、「百万人の天気教室」でさらに理解を深めました。
僕と同じように初歩からはじめる人はこの2冊は分かりやすくて良いと思います。

それから過去問題を解いてみたのですがやはり歯が立たなく「気象FAXの利用法」 と「気象FAXの利用法PART2」、予報士試験のバイブルと言われている「一般気象 学」を通読。その後はひたすら過去問題と通信添削問題を解きました。
分からなかった問題や理解できなかったところは上記の本を読み返したり、通信 添削の質問欄で解決していきました。気象業務支援センターの過去問題「問題と正解」 は解説が分かりやすくて良かったです。

予報士試験は二次試験で実技があるので、通信講座のスクーリングに参加しました。 仕事をしながらの勉強だったので、夏休みをあてての参加でしたが、大変役立った と思います。分からないところは全て講師のかたに質問をして解決していきました。

4月にはじめて8月の試験で一次が合格。翌年の1月の試験で二次が合格。だいた い10ヶ月かかりました。なにせ一からだったので結構気合いを入れての短期集中 で取りました。問題が解けなかった部分をしらみつぶしに消していったのが僕の場 合、良かったのだと思います。

一からはじめる人は、「雨」や「晴れ」といった天気の状況を別々に勉強していく のではなく、まずは大気の流れの仕組みを理解するように学習していくと良いと思います。
結局、天気を予報するということは、大気の流れを予想する事だからです。試験に出て くる物理計算式も全て理解しなくても良いと思います。式の意味だけをまずは理解する ように心がけると良いでしょう。