和裁技能士

約2万円
着物1枚の仕立て料
あわせ1枚あたりの平均

※金額は調査による目安です


厚生労働省が働く人の技能を検定し、証明する技能検定の一つです。
和服の仕立て技術を守り、伝えていくために昭和45年に始まった歴史ある 検定です。

和裁はもっとも簡単な和服である浴衣から、ふだん着、よそゆき着、訪問着、 振り袖、そして打掛けなどの婚礼衣装となるに従って、その仕立てには、 より高度な技能を身につけなければなりません。

ゼロから和裁を始めて簡単な着物を縫えるようになるにはおよそ3年、和装品 ならなんでもこなせるようになるには10年くらいの経験が必要といわれます。

検定は1級~3級の3段階があり、各級で実技試験と学科試験があります。
目安は、3級は初歩レベル、2級はプロ入門レベル、1級はプロレベルです。
3級の実技試験は長じゅばんの仕立て、学科試験では製作法、着装法など 和裁全般の知識が問われます。

転職・就職先としては、呉服店の販売員、和裁教室の講師などがありますが、 プロとして働く場合は少なくとも2級以上の技量が求められます。
呉服店と契約して、自宅で仕立てをして収入を得ていくこともできます。

■主催団体■ 中央職業能力開発協会技能検定部