日商簿記検定一級

P.N G.J

2004年1月合格
私は第105回検定にて初受験で運良く合格しました。
僭越ながらこれから受験される方々にメッセージを・・・
私の場合2級までは独学で対応できましたが、いざ1級に挑戦しようと 書店でテキストを立ち読みしたところ、あまりの分量の多さと各論点の 難しさから早々に独学を断念し通学講座(大原簿記学校)の受講を決め ました。
基礎講座は週4回で4ヶ月、検定対策講座と答案作成練習は 週2回の4ヶ月のカリキュラムで学習しました。都合約9ヶ月の長丁場 でした。

自宅での1日の平均学習時間は4時間程度といったところです。1級では 応用項目が難しいので暗記一辺倒の学習では苦戦を強いられることになり ます。ですから特に基礎を大事にしながら多くの問題を解くことが重要に なります。もともと難しい試験ですから満点を取る必要はありません。
直前期には決して「完全解答」を追求しないで誰もが得点できそうな部分 から確実に得点していきましょう。結局その積み重ねが試験当日の自信に つながります。

私が受験したときは交通機関のトラブルにより試験開始が1時間遅れると いうハプニングが起こりました(笑)。
でも自分が積み重ねてきた勉強量を思い出しながらリラックスしました。 それが合格につながったのだと今になって強く思います。 

使用教材等(カリキュラムで配布されたものを除く)
・パワーアップ問題集 商業簿記、会計学(大原簿記学校)
・パワーアップ問題集 工業簿記、原価計算(同上)
・理論問題集(同上)
・電卓 CASIO JS-12eco


電卓は私が使ったCASIO製のものの他に SHARP製のものも非常に定評があります。
日商1級または税理士等の試験で使用する電卓は基本的にグレ ードが高く、結構値段もはりますのでこれから電卓の購入を検討 される方々はくれぐれも比較検討されてからご購入を決定してい ただきたいと思います。
やはり道具には相性というものがありますから・・・

難関試験の突破に一番重要なのは「モチベーションの維持」です。
長い準備期間の間には当然のように「浮き沈み」があります。調子が いいときにこそ不調時の気持ちを切替方法を考えておくと良いと思い ます。ご健闘を祈ります。